私は長年、線が細くて柔らかい中望遠レンズって無いかと探しています。
私の好きなレンズはSummilux-M 35mm F1.4(球面の方)なのですが、それと似た写りで中望遠のレンズが無いかとずっと探しておりました。
え?ブラックミスト付ければいいじゃんって思ったそこのあなた。
鋼の錬金術師の名セリフでお返ししときます。
ブラックミストを付けずに解決したい方にはこのレンズが1つの解として皆様にもご提案できるのではないかと思いまして今回記事にする事にしました。
たまにそういう需要があるんです。悪しからず。
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このレンズはMINOLTAのVarisoft-Rokkor 85mm F2.8 と同じような機構を持っており、0から3のレベルでソフトフォーカスを選べるようになっています。
New FD 85mmは直進式ズームの様にソフトを変換させます。
1から3の間がソフトフォーカスで、数字が大きくなるほどソフトフォーカスになります。
レベル0がある目的はピント合わせ用ですが、ソフト量を変えると若干のピント移動があるので都度ピントを確認するのが良さそうです。

SOFTFOCUS FD 85/2.8 のスペック(Canon Camera Museumから引用)
発売日:1983(昭和58年)2月
発売日価格:115,000-
レンズ構成:4群6枚
F値:2.8~22
最短撮影距離:80cm
フィルター径:58mm
重さ:400g(公式値)
GFXケラレ:開放はケラレ無し
絞る場合は無限遠でレベル0 F2.8~F6.3 レベル1 F2.8~F8 レベル2 F2.8~F11 レベル3 F2.8~F16がケラレ無し。(ボディ内手振れ補正OFF状態での結果です。)

まずはソフト量の変化です。
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レベル0
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レベル1
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レベル2
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レベル3
看板のハイライト部分のにじみ方がソフト量が増すごとに大きくなっている事が分かります。
レベル1の時にだけ後ボケがグルっとしているのでもしかしたらボケ味もレベル毎に若干の変化があるかもしれません。
研究の余地がありそうです。
※レベル0の時にも右下の前ボケがグルっとしておりますが、GFXにフルサイズのレンズを装着した時にイメージサークル限界に近い場所で現れる現象です。
色々なレンズでこの現象が起きるので、GFXと35mm判レンズの組み合わせによる性質とお考え下さい。
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レベル0にて撮影しています。
周辺減光が見られますが、中判フォーマットでこの位であれば大健闘していると思います。
ケラレておりません。
色味もCanonらしい濃い青ですし、壁の汚れの質感も良く出ています。
ソフトレンズだと忘れてしまう位の解像力ですね。
日常使いにも問題なさそうです。
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この写真はレベル1で撮影しています。
この写真ではさほどソフトレンズで撮っている雰囲気は無く、ハイライトが滲むレンズなんだなぁー程度の描写ですね。
ここまでであればエフェクトとしても使いやすい領域ではないかと思います。
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こちらはレベル2で撮影しています。
この辺からはソフトレンズの描写になりますね。
個人的にこの写真の雰囲気が良い感じに思います。
意外にもピントピークは見やすかったです。
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この写真はレベル3にて撮影しています。
逆光耐性はそれなりにあるようです。
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この写真は白黒写真にしたら良さそうだったので変えてみました。
雰囲気が更に良くなりましたね。
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この写真は恐らくレベル2か3だったと記憶しています。メモし忘れました…
柔らかさの中にもピントは芯があり、ちゃんと鳩にピントが来ているのが分かります。
少し動くくらいの被写体であれば追うことも出来そうです。
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最後の写真はしっかりレタッチしてみました。
明暗差を意識して冬の淋しさを出してみました。
もう落ち葉が風に乗って写真の中に入ってくれれば更に良かったのですが、生憎そういう状況になりそうもなく断念しました。
清掃が行き届いている証ですね。
少し特殊なレンズということもあり、写真多めにより詳しく解説してみました。
興味を持つキッカケになったら幸いです。

今回ご説明したレンズはコチラからどうぞ。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。

撮影場所:戸山公園周辺