HASSELBLAD 1000F/1600F用の標準レンズです。
生産本数も少ないうえに、アダプターも見かけないように思います。
そもそも使用難易度が高いレンズの1つです。
故にあまり作例も無く、検索してもヒットする記事は少ないです。
先日PENTAX645から1000Fへ変換するアダプターを買取いたしましたのでこの記事を書くことが出来ています。
買取のご依頼誠にありがとうございました。
私が前々から試してみたいレンズの1つだったのでこの様な機会に恵まれて嬉しく思います。
あまりに浮かれ者なので、札幌へ弾丸日帰り旅行してきました。
作例はその道中と旅行中に撮った写真です。

Ektar 80/2.8のスペック
発売年 1949年
F値 2.8-22
レンズ構成 3群5枚(ヘリアー型)
最短撮影距離 約2inch(約50cm)
フィルター径 シリーズ7 (フロントキャップは55mmが装着可)
重さ 263g (実測値)

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すすきの駅から南へ1駅。
中島公園内にある豊平館(ほうへいかん)です。
1880年に開拓史が建設した現存する最古の木造ホテルです。
1957年に現在の中島公園内に移築され1964年に国指定の重要文化財になっています。
公園内なので緑色が多いですが、その中にこの水色の建物は存在感抜群です。
空の水色より薄い色合いをEktarはちゃんと捉えています。
ただ、Ektarはトリウムガラスを使用しているので中玉が黄色くなっていたらここまでの色表現は難しいかもしれません。
今回使用したレンズはあまり黄色くなかったのでこれが本来の写りだろうと感じています。
余談ですが、札幌市豊平区の読みは"とよひら"なのでうっかり間違えそうになりますね。
IMG_7945
ヘリアー型はもう少し暗めなスペックになるところですが、無理やり明るくしているので若干ハイライトが滲んだりと柔らかさを感じる事ができます。
でも、線が細いので絞ったら解像力が高そうな期待が持てます。
私の好きな描写に近いです。
IMG_7950
立体感がちゃんと出てますし、桜の一輪がしっかり解像しています。
周辺もGFXで撮影する分には問題なさそうです。
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前ボケと後ボケを見ています。
後ボケが少し見にくいですが、ご容赦下さい。
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1mくらいでの撮影です。
開放より少し絞ってあげる方が絵作り的には良い気がしますが、開放での被写界深度のを紹介したかったのであえて開放で撮影しています。
IMG_7949
最短(約50cm)での撮影です。
被写界深度が浅いわけではなく、これでも写真として成立するような気がします。
IMG_7944
F8まで絞っています。
凄い解像力ですね。
線の細さも相まって現代レンズと変らない描写ですね。
画像の大きさ的にブログに乗せられるのがこの大きさまでなのが悔しいくらいです。
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↑F2.8
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↑F8

F8まで絞った写真はトリウムレンズの黄色味が少し発色に影響しているので本来の色表現はF2.8の方であると感じています。
公園内を撮影していたからか、緑色の発色が印象に残りました。
これからの時期に持って歩きたいレンズの1つです。
でも、その前に1000Fかアダプターを見つけて下さいね。

撮影場所:札幌市内(中島公園、円山公園)