先日こんなご質問を頂きました。

・デジタル時代のレンズと銀塩カメラ時代のレンズの違いとは?
・デジカメに銀塩カメラ時代のレンズを付けるメリットは何か?

という内容でした。今回はこの2つの質問に答えていきます。

この話題は話す内容が尽きませんので、この2つだけを語っていても日が暮れてしまいます。ですので今回は、こんな風に違うんだ。こんなメリットがあるんだ。ということを超簡単お話できればと思います。

なお、これは個人的主観に基づいた考えですので、聞く人が違えば意見は違います。勿論この考えは意に反するという意見もあるかもしれませんが、これもひとつの意見としてお考え頂ければ幸いです。

デジ時代と銀塩時代との大きな違いはズバリ雰囲気です。
デジカメに銀塩カメラのレンズを付けるメリットは安価で自分好みの雰囲気を選べることです。

終わりです。簡単でしょう?

さて、この二つについてちょっとだけ深堀りしていきましょう。
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α7II+Vario-Sonnar35-70/3.4-5.6 Gにて撮影

雰囲気って聞いて皆様の思い浮かべる味ってなんでしょうか?

フレア?ボケ?ソフトフォーカス?10人いれば同じような答えはあれど、一言一句同じ意見とはならないと思います。

正直今のAFレンズと比べたら色々粗が目立ちます。解像力はそんなに高くないレンズが多いし、フレアは結構派手に出るし、周辺光量落ちは目立つし。

しかしそれが味と捉え、色々な楽しみ方をもってその昔のレンズを楽しもうとする動きが昨今のブームになっています。

ソフトフォーカスだからこそ夢の中な感じを生み出せるし、周辺光量落ちが凄いから日の丸構図で撮った時の主役が際立つし。

私は特にフレアの出方はレンズによって違うと思います。昔のモノコート時代のレンズのフレアはとても銀塩時代のレンズらしいなぁと感じます。

虹色のフレアが出るとか、ド派手にフレアを出した絵が撮りたい!ったなったら現代レンズには求めないのかなと思います。
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α7II+Super-Takumar 55/1.8にて撮影

自分好みの写りの理想を突き詰めるというならば、私がオススメするのは当店にカメラを持って来て頂くことです。当店にあるレンズの味を実際に味わって頂き、自分に合う雰囲気を見つけていただければこちらも嬉しく思います。中古レンズは一点ものですし絶えず値段は変動しますが、それなりに安価で楽しめるレンズはいつでも一定数ございます。

まだフィルム時代のレンズを試したことがない方。もし少しでもいいなって思う点があったなら当店へいつでもお越しくださいませ。この情勢の中で中々いらっしゃるのが難しいかと思いますが、来たいなと思ったタイミングで来て下さったら嬉しいです。ぜひお待ちしております。