極楽堂新米社員のヲタな物言い

4月より極楽堂に入社。2年後に店長を目指しますが「思ったほど使えない...」って社長に言われております(´_`。) ぴえん
業務の空いた時間でレンズの撮り比べなど、日々綴っておりますのでどうぞご覧下さい。

このレンズは世界初のマクロレンズです。

Makro-Kilar40,2.8


産まれはリヒテンシュタイン。オーストリアとスイスに挟まれた小さな国です。

Kilfittという会社を設立した方はハインツ・キルフィットというドイツ人です。

前期は開放3.5 後期は2.8。Type-Eがハーフマクロ、Type-Dが等倍マクロという区分けがあります。

ですので今回のレンズは後期型の等倍マクロと言う事になります。

写りの話をしますと、世界初のマクロレンズはかなり写りが良いです。

テッサー型の構成になっているのでシャープな印象を感じると思います。

この頃はテッサー型のシャープさを利用して等倍までの解像力を保っていたのですね。

テッサー型の質感を楽しみつつ試写してきました。
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↑開放等倍
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↑テッサー型の特徴でバブルボケみたいな質感が楽しめるのもこのレンズの特徴です。

テッサー型といえど等倍まで寄るとふわっとした質感があるのが味であり魅力です。

撮影倍率0.1倍付近はさすがの解像感、テッサー型のカリッとした写りです。

ボケもうるさくなく、素直なボケなので使いやすそうです。

解像感故にデジタルとの相性が良く、フィルムよりデジで使うことをお勧めするオールドレンズの中のひとつです。

テッサー型は現行のレンズと張り合える位の解像感を持っていますから、とっても優秀な子たちです。

3群4枚のレンズ構成はテッサー型です。それさえ覚えておけば、大体どんな写りなのか想像できると思います。

その中でもテッサー型マクロレンズという一握りの存在を皆さん体感してみてはいかがでしょうか?

今回紹介するのはAPO-MACRO-ELMARIT100/2.8です。

オーナーよりマクロレンズを紹介するならこれを取り上げて欲しい!

AME100.2.8


とのリクエストがありましたので紹介する運びとなりました。

既に出ているマクロレンズとは?という記事の延長線上でこの記事を書いておりますのでまず始めにそちらをご一読頂けるとよりこの記事の理解度が高まると思いますのでそちらも併せて読んで頂けると幸いです。

 

APO-MACRO-ELMARIT(通称AME)はマクロレンズの中で1番絵が綺麗とも評されるレンズです。

そしてピント面が薄くて大変苦労しました。

今まで使ったレンズの中で1番苦労したかもしれないレベルで1mmでもピントがズレようもんならピン甘になってしまいます。

なので今回の作例は少し絞って撮影しております。三脚を持っての撮影の時に開放での写真を楽しみたいと思います。

それほどピント面が鋭く、”飴”のようにとろっとボケるとても素敵なレンズなのです。

正直昼休み中に少しその辺で撮るくらいではこのレンズのよさを最大限発揮できているとは思えませんので、またこのレンズのよさを改めてお伝えできればと思っています。

それでは作例集になります。
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↑撮影倍率約0.1倍です
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↑最短です。
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↑無限遠です。

解像感がすごいです。

ここまで凄いとは思っていませんでした。

無限遠でも解像力が素晴らしいです。

設計的に撮影倍率0.1倍がベストスポットのはずなので無限では条件が悪くなるはずなのですが、ここまで良いとは…

6枚目の写真は細い葉脈まではっきりみえています。

ですがボケはとろけるように綺麗で前ピンでも後ピンでもとろとろなボケが楽しめます。

色の話をしますと、赤と黄色が個人的に好きですね。

赤は派手すぎず、抑え目過ぎず。絶妙なカラーバランスです。

黄色は薄すぎることなくと存在感があるように思います。

オールマイティでどんな場面でも解像感のある絵を作れる本当に凄いレンズです。

マクロレンズ界最強のレンズと言われる力を見せ付けられました。

恐るべしライカレンズ。

それではこの辺で失礼します。またね!


マクロレンズってどういうものか知っていますでしょうか?

少し心の中でこんな感じ!って思い浮かべてみて下さい。

思い浮かべましたか?

それでは私なりの解釈でマクロレンズとは?をご説明したいと思います。

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レンズ:YASHICA ML MACRO 55/2.8(撮影倍率0.1倍にて撮影)


マクロレンズとは勿論のことながら接写に最適なレンズと言えます。

一般的なレンズと違う点はどの距離の写りを基準においているかです。

一般的なレンズは無限遠が基準にレンズを作っていきますが、マクロレンズは撮影倍率0.1倍を基準にレンズを作っています。

接写をすると収差の影響で画質が低下してしまうのを抑えるためにあえて基準をズラしています。

一般的なレンズですと撮影距離(画角)が焦点距離(ピントのあう距離)の10倍より近くなると画質が低下し始めます。

分かりやすく説明すると、50mmレンズであれば0.5m(50cm)よりも寄ると画質が低下し始めるということになります。

ということは50mmレンズを使うのであれば、50cmよりも寄る撮影で画質を落としたくないのであればマクロレンズを選んだ方が良い。と言う事になります。

マクロレンズって思ったよりも遠目からの撮影でも威力を発揮してくれるようです。

ここからは個人的な見解ですが、撮影倍率0.1倍を基準に作っているのではればそこがマクロレンズの中で1番画質が良いベストスポットなのでは?と思うんです。

まだまだ私もカメラについて勉強途中の身ではありますのでどう検証したらよいものか…と頭を抱えておりますが…

これから何本かマクロレンズを試そうと思っているのでその辺を意識して撮影したいと思います。

マクロレンズって指標に1:10と丁寧に書いてあるので、もし撮影倍率0.1倍で撮りたかったらその場所にピントを置けばオッケーですね。簡単です。

マクロレンズは接写だけでなく、ちょっとしたスナップでもなんか変ったかも。と思わせてくれる時が出てくるかもしれませんね。

何本かマクロレンズが欲しくなってきました…

それでは、今回はこんな感じで終わりたいと思います!またね!

参考:写真用語辞典 日本カメラ社出版

今回はW-KOMURA24/4というレンズを紹介します。
W-KOMURA 24.4

KOMURA(コムラー)は三協光機という昔あったレンズメーカーで作られたレンズです。

このレンズの最短18cmと広角で寄れるというところを生かして作例を撮ってきました。

それでは作例集です。
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寄ったら周辺が流れてピントが合っているところにスポットが当たっているような演出。

これこそオールドレンズという感じです。

湾曲してたり、周辺減光したり、そういう昔の安かろう悪かろうレンズが今のトレンドになっている気がします。

こういうレンズって味を感じられて非現実的な世界を演出していているという点で現行商品にはない""として現代では魅力的に捉えられているんですね。

広角レンズって寄って日の丸構図で後ろぼかす。

ベタですけどそれで味があるなぁって感じるレンズは素敵なレンズだと思います。

W-KOMURA24/4はそういうレンズです。

それではこの辺で失礼します。またね!


今日は曇り。

さて、曇天でも色が出るレンズはどれですか?

と聞くと、このレンズが色が出るよ。と教えられたので今日は曇天でも色が出るレンズ。

Travegon35/2.8を紹介したいと思います。
Travegon35.2.8
TravegonはSchacht(シャハト)というドイツの会社が作っています。

今回使ったレンズはEdixaシリーズのボディにつける為に製造されています。

押しピンがありますが、特殊なピンなので押しピンタイプのマウントアダプターで使うことが出来ません。

ピンを押さなくても絞り羽根が動くマニュアルモードがあるのでそれで解決です。

それでは作例集です。
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言われたとおり曇りでも色が濃く、派手に出るレンズだなと感じます。

ピントピークがはっきりしていて開放が2.8なのにそれ以上明るいレンズのようなボケ感があります。

曇天ではとても使いやすいレンズでした。また晴れた日に更にど派手に色が出る絵も見てみたいです。

それではこの辺で失礼します。またね!

今回紹介するレンズはFlektgon 35/2.4です。
Fle35,2.4

このレンズはZeiss Jena製。東ドイツ産まれです。

寄れるZeissという事でとても有名なレンズですね。

Flektogon35mmにはF2.8とF2.4がありますが今回はF2.4の方を紹介したいと思います。

F2.8とF2.4の違いは3つあります。

・明るさ(2.8か2.4か)

・最短撮影距離(18cmか20cmか)

・MC(マルチコート)の有無(F2.8は無しF2.4は有り)

です。

ちなみになんですが、いわゆるゼブラって言われているレンズは全てF値が2.8のタイプになります。

黒鏡筒はF2.4、F2.8共に存在します。

それでは作例になります。
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ここから最短まで寄ってみます。
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ここまで寄れちゃいます。恐ろしいほど寄れる。
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個人的に街歩きには35mmという画角は使いやすく、広角過ぎず望遠過ぎないバランスの取れた画角と同時にとても心地よい画角です。

心地よいのは私の記憶できる視野が35mmくらいだからという所が作用してると思います。

そして表現力豊な色。20cmまで寄れる使い勝手のよさ。ボケの美しさ。どれをとっても申し分ないです。

このレンズ人気な理由が分かります。

私個人的な意見なんですけど、Jenaのレンズって凄く味わい深くて素敵なレンズが多いなっていうイメージです。

皆様もこれを機にJenaのレンズ1本如何でしょうか?

それではこの辺で失礼します。またね!





Planar 50mmといえば1.4のイメージが強いですが、

Planar 50/1.7ってレンズご存知ですか?
50.1.7
1.4よりコンパクトになっています。本当に小さいです。

但しコイツ欠点があります…最短60cmとちょっと寄れない。

でもα7等につけるのであればヘリコイドアダプターがありますので寄りすぎ!ってくらいには寄れちゃうレンズに大変身します。

今回はヘリコイドアダプターで接写も楽しんでみたいと思います!

それでは作例集になります。
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通常だとこんな感じです。1枚目が最短ですね。
青がとても綺麗ですし、ボケも素直。周辺光量落ちがいい味を出してくれます。
まさにオールドレンズの優等生的存在です。
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こちらの写真が通常の最短60cmで撮った写真です。
花の大きさは親指ほどになります。
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こちらは先程の花をヘリコイドアダプターを最大まで捻って寄った写真になります。

最大倍率1倍超えてるんじゃないか程度には接写が出来ます。

擬似マクロとしても使用できると思います。恐るべしヘリコイドアダプター。

開放だとふわふわしすぎてしまったので5.6まで絞っております。

結構解像度は保たれていると思いますね。

当然の事ですが、これだけ接写するとF値も表示より暗くなりますし、

より先述の通りふわふわな仕上がりになります。

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こんな感じに。

ヘリコイドアダプターも当店でお求めいただけますので是非50/1.7と一緒にいかがでしょうか?

是非お待ちしております。

それではこの辺で失礼します。またね!

さて今回は王道レンズの紹介です。

Planar 50/1.4を紹介したいと思います。
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オールドレンズ入門そして催行の描写のレンズとして広く知られているレンズですね。

空気まで写すレンズとか凄く色々な褒め方をされているレンズですが、実力はいかに。
(って皆さん知っていると思いますが)

このレンズって現代のAFレンズの50/1.4よりだいぶコンパクトだなって言うのが私のイメージです。

小さくてもよく写るって最高のレンズじゃないですか。

それでは作例集
になります。
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やはり王道って言われているだけの描写を感じます。

色乗りがとっても綺麗です。4枚目の写真の消火栓の赤がしっかり表現されているのが私の好きなポイントです。

Planarの黒の締まりという部分に関しては

凄く引き締まってるなという感じは分かります。

改めて言葉に出す必要が無いですね。本当に描写が美しいレンズといえます。

それではこの辺で失礼します。またね!





さて、ここまで85mmシリーズをお送りしましたが、一旦最終回になります。

今回紹介するのはJUPITER-9 85/2というレンズです。

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Zeiss Rolleiと紹介してきて、次はRussiaレンズです。

RussiaのレンズはZeiss(CONTAX)のコピーが数多く存在しています。

何故かといいますと、第二次世界大戦後勝者のソ連がZeissの製造設備や技術者を持ち帰り、自国の工場でZeiss技術者による技術指導を行ったので、Zeissのコピーを量産されました。

なのでcontaxマウントのキエフ等のボディや今回紹介するJUPITER等がこの世に誕生しました。

では勘の言い方なら既にお分かりだと思いますが、JUPITER-9はZeissのコピーレンズという事になります。

元になったレンズはZeiss Jena85/2です。後日紹介したいと思います。

では本場のZeissとどう写りが違うでしょうか。

それでは作例集です。
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ふわふわっとした感じですね。ボケのとろけ方もZeissらしさが出ています。

ボケも暴れ方が凄くて、オールドレンズ使ってるなぁ!って感じがします。
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でも絞ればそんな暴れ方も大きくなくしっかり写るレンズです。

ロシアレンズって中々Zeissと同じような写りだなぁってのは撮ってて感じました。

安くZeissを楽しみたい!って方はこのレンズを一度試してみてはどうでしょうか?

このレンズに限らず、Zeissを安く楽しみたい人はロシアレンズが候補の筆頭になってくると思います。

ではこの辺で失礼します。またね!


前回まではCarl Zeissの85mm周辺のレンズを紹介してきましたが、今回はRolleiの中望遠レンズです。

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FotoborseHPより引用

製造は西ドイツ。メーカーはRolleiって言いましたが、レンズにはCarl Zeissと表記されています。

なんでRolleiって言ったかというとRolleiQBMマウントだからです。

ZeissのPlanarとRolleiのPlanar本当にとっても似ています。

TコーティングとHFTコーティングという独自のコーティングの差があるのでまるっきり一緒!

って訳ではございません。ただ本当に似ています。

さて話を戻して、Rollei Planar1番の特徴三角絞りだということです。

なんじゃぁそりゃぁ!

絞り羽根が三角形!?

私も始めて存在を知った時は驚きました。

なぜ三角なのかは分かりませんが自動絞り時の機構の簡略化が目的なのではないか…と私は予想しております。(なぜ三角なのか知っている方がいましたらコメントお願い致します。)

勿論三角絞りというだけあって、絞りの形が三角形になります。

その他このレンズはZeiss Planarと写りが違うのか見ていきましょう!

それでは作例集になります。
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開放だととろけるボケにメリハリがあるという特性というのは変わりません。

では絞ってやるとどうか。こっからが皆様気になるところです。
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絞り羽根の形どおりの三角のボケ。

とろけるようなボケは変わらずあります。

正直私はぱっと見ただけでは違いがハッキリ分かりませんでした。

このレンズの正直な感想は三角ボケが煩くない!

正直もっと煩いかもしれないって思ってました。

むしろ、これはこれでいい。って思うんですが、

でもこの絵に三角ボケは要らないかなとも思った次第です。
(他のレンズと違うって言うところは特別感があって良いけど…)

三角ボケもう少し生かせる場所無いかなぁ…

三角という統一性を持たせないと使ってもしっくりは来ないだろうって思います。

クリスマスツリーとかだったら良いかもしれません。今はそれくらいしか思いつきません。

今日はこの辺で失礼します!またね!!