極楽堂新米社員のヲタな物言い

4月より極楽堂に入社。2年後に店長を目指しますが「思ったほど使えない...」って社長に言われております(´_`。) ぴえん
業務の空いた時間でレンズの撮り比べなど、日々綴っておりますのでどうぞご覧下さい。

Planar 50mmといえば1.4のイメージが強いですが、

Planar 50/1.7ってレンズご存知ですか?
50.1.7
1.4よりコンパクトになっています。本当に小さいです。

但しコイツ欠点があります…最短60cmとちょっと寄れない。

でもα7等につけるのであればヘリコイドアダプターがありますので寄りすぎ!ってくらいには寄れちゃうレンズに大変身します。

今回はヘリコイドアダプターで接写も楽しんでみたいと思います!

それでは作例集になります。
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通常だとこんな感じです。1枚目が最短ですね。
青がとても綺麗ですし、ボケも素直。周辺光量落ちがいい味を出してくれます。
まさにオールドレンズの優等生的存在です。
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こちらの写真が通常の最短60cmで撮った写真です。
花の大きさは親指ほどになります。
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こちらは先程の花をヘリコイドアダプターを最大まで捻って寄った写真になります。

最大倍率1倍超えてるんじゃないか程度には接写が出来ます。

擬似マクロとしても使用できると思います。恐るべしヘリコイドアダプター。

開放だとふわふわしすぎてしまったので5.6まで絞っております。

結構解像度は保たれていると思いますね。

当然の事ですが、これだけ接写するとF値も表示より暗くなりますし、

より先述の通りふわふわな仕上がりになります。

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こんな感じに。

ヘリコイドアダプターも当店でお求めいただけますので是非50/1.7と一緒にいかがでしょうか?

是非お待ちしております。

それではこの辺で失礼します。またね!

さて今回は王道レンズの紹介です。

Planar 50/1.4を紹介したいと思います。
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オールドレンズ入門そして催行の描写のレンズとして広く知られているレンズですね。

空気まで写すレンズとか凄く色々な褒め方をされているレンズですが、実力はいかに。
(って皆さん知っていると思いますが)

このレンズって現代のAFレンズの50/1.4よりだいぶコンパクトだなって言うのが私のイメージです。

小さくてもよく写るって最高のレンズじゃないですか。

それでは作例集
になります。
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やはり王道って言われているだけの描写を感じます。

色乗りがとっても綺麗です。4枚目の写真の消火栓の赤がしっかり表現されているのが私の好きなポイントです。

Planarの黒の締まりという部分に関しては

凄く引き締まってるなという感じは分かります。

改めて言葉に出す必要が無いですね。本当に描写が美しいレンズといえます。

それではこの辺で失礼します。またね!

さて、ここまで85mmシリーズをお送りしましたが、一旦最終回になります。

今回紹介するのはJUPITER-9 85/2というレンズです。

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Zeiss Rolleiと紹介してきて、次はRussiaレンズです。

RussiaのレンズはZeiss(CONTAX)のコピーが数多く存在しています。

何故かといいますと、第二次世界大戦後勝者のソ連がZeissの製造設備や技術者を持ち帰り、自国の工場でZeiss技術者による技術指導を行ったので、Zeissのコピーを量産されました。

なのでcontaxマウントのキエフ等のボディや今回紹介するJUPITER等がこの世に誕生しました。

では勘の言い方なら既にお分かりだと思いますが、JUPITER-9はZeissのコピーレンズという事になります。

元になったレンズはZeiss Jena85/2です。後日紹介したいと思います。

では本場のZeissとどう写りが違うでしょうか。

それでは作例集です。
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ふわふわっとした感じですね。ボケのとろけ方もZeissらしさが出ています。

ボケも暴れ方が凄くて、オールドレンズ使ってるなぁ!って感じがします。
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でも絞ればそんな暴れ方も大きくなくしっかり写るレンズです。

ロシアレンズって中々Zeissと同じような写りだなぁってのは撮ってて感じました。

安くZeissを楽しみたい!って方はこのレンズを一度試してみてはどうでしょうか?

このレンズに限らず、Zeissを安く楽しみたい人はロシアレンズが候補の筆頭になってくると思います。

ではこの辺で失礼します。またね!


前回まではCarl Zeissの85mm周辺のレンズを紹介してきましたが、今回はRolleiの中望遠レンズです。

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FotoborseHPより引用

製造は西ドイツ。メーカーはRolleiって言いましたが、レンズにはCarl Zeissと表記されています。

なんでRolleiって言ったかというとRolleiQBMマウントだからです。

ZeissのPlanarとRolleiのPlanar本当にとっても似ています。

TコーティングとHFTコーティングという独自のコーティングの差があるのでまるっきり一緒!

って訳ではございません。ただ本当に似ています。

さて話を戻して、Rollei Planar1番の特徴三角絞りだということです。

なんじゃぁそりゃぁ!

絞り羽根が三角形!?

私も始めて存在を知った時は驚きました。

なぜ三角なのかは分かりませんが自動絞り時の機構の簡略化が目的なのではないか…と私は予想しております。(なぜ三角なのか知っている方がいましたらコメントお願い致します。)

勿論三角絞りというだけあって、絞りの形が三角形になります。

その他このレンズはZeiss Planarと写りが違うのか見ていきましょう!

それでは作例集になります。
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開放だととろけるボケにメリハリがあるという特性というのは変わりません。

では絞ってやるとどうか。こっからが皆様気になるところです。
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絞り羽根の形どおりの三角のボケ。

とろけるようなボケは変わらずあります。

正直私はぱっと見ただけでは違いがハッキリ分かりませんでした。

このレンズの正直な感想は三角ボケが煩くない!

正直もっと煩いかもしれないって思ってました。

むしろ、これはこれでいい。って思うんですが、

でもこの絵に三角ボケは要らないかなとも思った次第です。
(他のレンズと違うって言うところは特別感があって良いけど…)

三角ボケもう少し生かせる場所無いかなぁ…

三角という統一性を持たせないと使ってもしっくりは来ないだろうって思います。

クリスマスツリーとかだったら良いかもしれません。今はそれくらいしか思いつきません。

今日はこの辺で失礼します!またね!!

1回目2回目とヤシコンの85mmを紹介しましたが、今回はM42の中望遠を紹介します。

Pancolar80/1.8はZeiss Jenaのレンズです。

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パンカラーは人によってはパンコラパンコラールなんて言ったりします。(英語読みであったりドイツ語読みであったりの違いです。)

Zeiss Jena(ツァイス・イエナ)とは、ドイツ東西分断の時にCarl Zeissの標章問題で西ドイツがCarl Zeiss、東ドイツはCarl Zeiss Jenaを名乗る事になりました。

という事でこのレンズは東ドイツ製のレンズということになります。

外見はそこまで大きくなく、持ち運びには困らない程度の大きさなのでこのレンズを付けてちょっとお出かけ。というのもそんなに苦にならないと思います。

最短は83cmとPlanar85mmが1mなのでそれよりも17cm寄れますし、使い勝手は良いのではないでしょうか。

このレンズは私のお気に入りでお店から借りて色々なところへ撮りに行っています。
(商品知識を深める為に色々なレンズをZeissに限らずお店から借りて試しています。)

このレンズあまり生産数が多くなく、希少価値も相まって少々お高め。
(Planar85mmよりちょっと高いくらい)

でもその値段に合ったパフォーマンスはしてくれると思います!

それでは作例集です。
今回は私の過去作も併せてご覧下さい。
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この写真が私を80mmの沼へ落としていきました…


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この写真はヘリコイドアダプター併用して近接撮影しております。


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シャープながらも柔らかさがあり、発色が良く、ボケが素直で、トロみがある。

このレンズの比較対象としてPlanar85mmがありますが、私個人的にはこちらの方がしっくり来ました。

このレンズを一言で表すなら底なしの沼。

開放で良し。絞って良し。いろんなシチュエーションでまるで絵のような写真を楽しめるレンズであるといえます。使えば使うほどまた使いたくなるレンズですね。

それではこの辺で失礼します。またね!


前回はPlanar85mmを紹介しましたが、

今回はSonnarT*85/2.8を紹介したいと思います。
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画像は極楽堂HPより引用

Sonnar85/2.8について。
SonnarはPlanarと比べると小さく携帯性に優れています。

一見するとPlanar50/1.4と大差がなく、85mmにしては華奢な体つきをしています。

(私も最初はどっちが85mmかと出されても判別がつきませんでした。)

実際二つを見比べてみると、鏡筒の長さはピントリングのゴムが若干85mmの方が太いくらいの差しかありません。(グリップ2列分)

ガラスを覗くと85mmの方が見えている面積が狭くより華奢な体つきという印象が増します。

Planar50/1.4って意外と筋肉質だったんだなってこれを書きながら感じました。

ここまで見た皆さん、この二つのレンズどっちが軽いとおもいますか?

公式から出ているグラム数はこのようになっています。

Planar50/1.4...275g

Sonnar85/2.8...230g

85mmの方が軽いんですね!

軽くて携帯性にも優れているのは分かった。

肝心の描写は大丈夫なのか?

それでは作例集いってみましょう。

ボディは全てα7IIにて撮影。F値は2.8です。
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表現力はやはりZeiss。期待は裏切りませんでした。

発色のよさや、ピントのメリハリに関して、

私にとっては十分満足できる。と思いました。

ボケは綺麗ですが、1.4の時より硬めです。

とはいっても固すぎはしないので程よくバランスが良く、

このレンズを使ってみて、一言で表すなら使い勝手がいい。

Planar85mmちょっと重たいし高いし…

って思っていた方に開放が2.8と少し暗めですが、お勧めです。

今回はこの辺で失礼します。またね!

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はじめまして。
この度2020年4月から新米社員として極楽堂に勤務しております。

私自身オールドレンズはまだまだ知らない事ばかり。

そう、オールドレンズ初心者なのです。

このブログはそんな私の備忘録兼レンズ紹介ブログといった感じでしょうか!

これからよろしくお願いしますね。m(*_ _)m

挨拶はこれくらいに、今回の話題といきましょう!



Planar85mmというレンズ。


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極楽堂HPより引用

Planar85/1.4といえば50/1.4の次点でYCマウントの中では有名なレンズ。(超個人的見解)

開放だとピントが浅すぎて合わせるのに苦労するレンズです。

私自身も慣れてないのもあるかもしれませんが、α7の拡大プレビューを使わないとピン甘が怖いです…

外観はお相撲さんのような物凄い迫力があります。太く見えるが中身はガラスがぎっしり入っていて、無駄のない身体つきをしています。

では作例集です。(ボディは全てα7II、F値は全て解放です。)
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ふんわりとした質感の中にもピントのメリハリがあるレンズです。

見た目とは裏腹にとても優しさのある写りをしてくれます。

ポートレートで使う方が多くいらっしゃると聞きますが、これは使ってみたくなるレンズであると私も思います。

2.8まで絞るとまた違う質感が現れてきます。

ここからはF値2.8で撮った写真になります。
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1.4の時より、しっかり写るな。というイメージがありませんか?

もちろん光学的な話をすれば絞ればシャキっとしてくるんですが、このレンズは性格が変わったかのようにくっきり写ってくれるように感じます。

そして2.8で撮った写真の比較として1.4バージョンがこちら。
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なんとなく違いが伝わってくれたら嬉しいです。

このレンズを使ってみて、一言で表すなら非現実を体感した。

って言葉が1番合うでしょうか。

本当に素敵な世界を演出してくれるレンズだと思います。

こんな感じで1本でも多くのレンズを私の体感100%で紹介できたらと思っております!

今回はこの辺で失礼します!またね!
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F1.4
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F16