極楽堂新米社員のヲタな物言い

4月より極楽堂に入社。2年後に店長を目指しますが「思ったほど使えない...」って社長に言われております(´_`。) ぴえん
業務の空いた時間でレンズの撮り比べなど、日々綴っておりますのでどうぞご覧下さい。

既に東海地方まで梅雨入りが発表されている2021年。

平年より20日も早く梅雨入りしているとなると、梅雨の風物詩アジサイの見ごろ時期も早まってきます。撮影の為のレンズ選びやこんなレンズを試してみたいなんて考えている時間も今年は残念ながら少なそうです。

アジサイが終われば新緑の季節となっていきますから残念な事に花が綺麗な季節も一旦秋までお預けです。

そんなクライマックスに相応しいアジサイは「がく」の集合体で、他の花よりも大きめです。マクロレンズが絶対に必要じゃないのが撮るハードルをかなり低くしているので撮りに行こうとする方は大勢いらっしゃるのではないでしょうか。アジサイというのは大概群生しておりますので持って行くレンズはなんでもいいんです。好きなレンズで好きなように撮って下さい。

…って終わりにしたらこのブログの存在意義さえ無くなってしまいますのでヤシコンマウントのレンズから何本かピックアップして撮ってみようと思います。少しでもご参考になりましたら幸いです。

今回使用したレンズはVario-Sonnar40-80,Makro-Planar60/2.8C,Sonnar180/2.8の3本でございます。

今回の写真は全て開放で撮影しております。それではどうぞ。
先ずはVario-Sonnar40-80/3.5
40mm最短
DSC03896

80mm最短
DSC03895

続いてMakro-Planar60/2.8 CDSC03871

1/2倍最短
DSC03886

Sonnar180/2.8最短
DSC03883

オート接写リングセット3つ全て着けて最短。
DSC03875

如何でしたか?個人的にはどのレンズを使ってもアジサイは大きさがありますから素敵に撮れますよね。「がく」だけを切り抜くのも中々素敵だと思いますが、これこそ接写できるレンズが必要になりますのでもし宜しければお買い求め下さい。

代替案としまして、αEマウントのマウントアダプターにヘリコイド機能が付いたものが当店在庫がございますので、今お持ちのレンズにそのアダプターをつけてマクロレンズの代用をするなんていうのも一つの手です。

今年皆様のアジサイ撮影がより良いものになる事をお祈りしております。

GW始まりましたね。皆様のGWは何連休ですか?私は4連休です。明日5/2より5/5までは極楽堂・fotoborse共々お休みを頂いております。お問い合わせもお返しできませんが何卒ご容赦くださいませ。

長いお休みにはなんでも出来ますよね。自分磨きだって、趣味だって。私の場合はこういう時こそ旅行に行こうっていう考えの人間なんですが、流石の私も今のご時世やはり遠出は少しはばかれる。私自身が魚で例えたらマグロって言うほど止まってられず、強いて言うなら毎月旅行に行ってたい人種なのですが、そんなマグロでも今は減速気味。関東という水槽の中から出られずちょっと息苦しいです。

その息苦しさを晴らす為にも私はもう1つの趣味であるカメラでおもいっきり遊び、次に行く旅に備え、いつもとは違う角度でカメラに向き合ってみよう。次の何処かへ出かけた時には、前と違う発想へ繋げよう。ということでマクロレンズを使って今回は室内フォトに挑戦したいと思います。

使用レンズはNewFD50/3.5MACRO お値段5,800円。GW中遊ぼう位だったらいいお値段かもしれません。
NewFD50macro

それ以外でもお花が綺麗な時期ですし、使用用途は沢山あるかもしれませんね。

値段が安くともポテンシャルは一級品。というかF値が暗いレンズって設計に無理がないからマクロレンズであればF3.5が開放で設定されているレンズは解像度高めな印象です。

被写界深度もマクロレンズですから浅いですし、問題なく背景はボケてくれます。

それでは今回の被写体ですが、実は当店って結構猫の置物が多いんです。オーナー含め皆スタッフは猫派なので置物が増えていったのかもしれませんね。

fotoborseのほうに沢山いますのでもし宜しければご覧になってみて下さい。

その猫ちゃんたちの写真をどうぞ。
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みんな個性的な猫ちゃんですよね。

まだまだ撮ってない猫ちゃん沢山いるので皆様宜しければ当店に遊びに来た際は覗いてみてください。

極楽堂にもいますので探してみてください。

ということで、5,800円レンズの写りはいかがでしょうか。今当店で販売されている値段が5,800円なだけで、やはりCanonが作っていることもあって品質は良く、このお値段から得られる写りのコスパは抜群だと思います。よく写ってよくボケて。充分すぎる写りです。

またの機会にもう少しこのレンズの事を深堀りしたいと思います。

それでは皆様良きゴールデンウィークをお過ごし下さい!

極楽堂に入社し1年が経ちました。実は私学生の頃から極楽堂でお手伝いしていましたので、その在籍日数まで入れると今年で5年が経ちました。まだまだ未熟者ですので、お客様から教えて頂く事も多く、まだまだ至らない点が多数あるのですが日々精進して参りますので温かく見守って頂けますと幸いでございます。これからも宜しくお願い致します。

私なりに百聞は一見に如かずを心に留め、この1年沢山のレンズと出会い未知の体験を味わってきました。

ということで、この一年間私の中でこのレンズには心を奪われた!というレンズを5本紹介いたします。定期的にこういう記事を書くことで、私にとってこの記事は備忘録となっていくのです。毎度この記事を張り切って書けるよう探究心をもって沢山のレンズに触れていこうと思います。

勿論このブログで紹介したレンズも含まれておりますのでそれに関しましても改めて紹介させていただければと思います。それではいきましょう!

1.Voigtlander Super-Wide-Heriar15/4.5(Leica Lマウント)
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このレンズと出会ったキッカケはとあるお客様からのオススメからでした。このレンズはパースがピシッとしてていいんだよ!って教えてもらったのですが、その言葉通り変に歪む事は無くしっかり補正されている印象です。このレンズが作る世界はなんて面白いんだ!と思わされたレンズであります。開放が4.5なので少し暗いですがこの画角だったら明るくてもパンフォーカスなのであまり問題ではないでしょう。サイズ感も手のひらサイズですので携帯性に優れています。大体ゴルフボールとおんなじくらいのサイズ感です。日々のお散歩とかにちょっとしたスパイスとして忍ばせておくと面白いレンズかもしれません。

2.Carl Zeiss Vario-Sonnar T* 28-70/3.5-4.5 MMJ (Y/Cマウント)
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実は私がいい作例と撮って来れず一回没になっていました(汗
旅に持っていくレンズだったら間違いなくこれが良いと自信を持ってイチオシできるレンズです。
何を撮るにもこれ一本で全てが事足りてしまいます。70mm側にあるマクロ機構が痒いところに手が届くんです。ホントに役に立つんですよこれが。この頃のズームレンズだからって侮る無かれ。今でも張り合えるレベルのポテンシャルは秘めていると思います。なんだかんだあると便利なのがズームレンズですよね。

3.Leica Summitar50/2(Leica Lマウント)
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今のところ当店でお声かかることが少ないレンズなんですよね悲しい事に…
なんでかってそりゃあピント鋭いのがいい人はSummicron買いますし、ソフトなのが欲しい方はSummar買いますからね。なのでその中間であるSummiterには声がかかりにくいっていう構図がどうやら出来ているようです。絞ったらSummicronの様に解像度が高く、開放だとピント面はそれなりに解像度が高く、ぐるぐるボケがいい感じに被写体を引き立たせてくれる。そんなお徳なのに一番安いなんて…皆様1回お手に取って頂けたら嬉しいです。お世辞抜きに私は、このレンズがLマウントレンズの中で1番好きなのです。ライカのレンズ1番最初に買うならこれにしてみませんか?

4.Zeiss Jena Flektogon35/2.4 (M42マウント)
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私の中の使いやすさナンバーワン35mmです。20cmまで寄れちゃう35mmってありますか?これ以外にパッと浮かぶレンズはありますけど、かなりレアモノになりますので見つかってもお値段が高かったりして手を出しづらいですが、このレンズはそれなりにリーズナブルで手を出しやすいかと思います。APS-Cサイズで換算50mmマイクロフォーサーズで70mmとどんなカメラでもそれなりに扱いやすい画角ですからいろんな人にいろんな使い方で重宝されること間違いなしのレンズです。これからの時期が特に重宝するんじゃないでしょうか。

5.Voigtlander SEPTON50/2(Dekelマウント)
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私の中のキングオブ標準レンズです。ボケ、色み、線の細さ全てがバランスよく、それでいて凄まじい立体感。確かにレンズ単体では寄れないという部分もありますが、デッケル→M42(ヘリコイド付き)→ボディと繋げるとその欠点は無い物になります。標準レンズって本数多くなりがちですがこのレンズは他にない味わいを見せてくれるので非常にオススメです。当店でもまだ何本か在庫ございますのでどうぞお試しにいらっしゃってください。


というわけで5本紹介させていただきましたがいかがでしたでしょうか。1年目の私にはこの5本が良いレンズだなと映りました。皆様の次の1本これにしようとか何かの判断材料になれば嬉しく思います。今回ご紹介したレンズは、公開された日の時点では全て在庫ございますのでその際は是非当店へお越し下さい!

日曜日と催事に出没することが多いバイトのK君。

その子は僕が知るなかでは”カメラ”というものに全身全霊で身を捧げているうちの一人なのですが、その子はカメラの事をよく知ってること知ってること。当店はレンズを多く扱っているので、私はボディに関してまだまだ勉強不足なのですが、ボディに関しては僕よりも詳しい訳でして、その子の前では困った事に社員である私の方が無知な訳です。私なりにK君に負けないよう日々精進しようと思います。

僕はこの日Yさんへの質問から更に発想が2歩くらい先に進んでいて、「極楽堂職員に聞いた!このレンズに心を動かされました。」とかいうシリーズをやってみようじゃないか。という事で次なるオススメレンズをK君に聞いてみました。少しお時間がかかるかもしれませんが少しづつ進めていこうと思います。

今回ご紹介するレンズはK君にお勧めをされたPlanar50/2というレンズです。
CONTAREX50.2

Zeissレンズというのはヤシカコンタックスマウント(Y/C)やαEマウントが有名なのではないかと思いますが、結構たくさんのマウントがあるのです。QBM、旧contax、LeicaM etc...

今回はそのコンタックスの中でもcontarexマウントのレンズのご紹介です。

このレンズが生まれたのは1960年前後のこと、先日ご紹介したSEPTONとほぼ同時期にこの世に誕生したレンズです。

このレンズは5群6枚のレンズ構成なのでこの頃の主流のレンズ設計ですね。

最短は30cmのものと38cmものがあり、標準レンズではかなりの近接レンズです。

今回紹介するのは最短38cmのタイプです。30cmのタイプとの違いはフラッシュマチック構造という機構が入ってる事です。これにより、最短が8cm伸びてしまっています。

そうは言っても最短38cmの標準レンズは使い勝手が良さそうです。

という事でその近接性能も生かして今年の桜をこのレンズで少し撮ってきました。
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一言で言えば夢の世界にいるような感覚になれる写真でした。
前ボケが特徴的でまるで水彩画のようでした。開放だと本当に柔らかいレンズです。絞れば現代にも通じるレベルの解像力になっていきます。Planarの二面性は使ってて飽きないですね。
でも桜を撮るには開放で撮る方が私的には好きでしたのでほぼ開放でしか撮りませんでした。
後ボケはトロッとしててきれいですね。Planarを冠しているだけあります。
という事でZeissの中でも知る人ぞ知るContarexでした。皆様もこの期にcontarex試してみませんか?

DR Summicronは1956年に発売されたレンズです。
DRSummicron50mm

その前にSummicron50mmとその辺りの補足情報の話を少々。
そうでないとこのレンズを語れないですからね。

Summiron50mmは1954年にM3の標準レンズとしてライカMマウントが発売されました。最初の2年間はLマウントの時にも使用されていた沈胴モデルが採用されていたのですが、1956年に固定鏡胴タイプに変更されています。

発売された当時から解像度が高いレンズとして有名です。それだけ解像度があったかというとアサヒカメラ昭和34年4月号にてSummicron50mmの解像力テストが掲載されたのですが、あまりの解像力の高さに当時の測定限界を超えてしまい測定不能となってしまったという逸話の持ち主です。

その時代背景には1950年代から当時新種のガラスが開発され、一気に解像度や明るさ等のインフレを起こした時期でもあります。Canonの50/0.95をはじめとしたハイスピードレンズ達もかなりこの頃に産まれたレンズが多いです。各社他に負けないレンズを作ろう!と意気込み銘レンズが多数産まれた黄金期と言ってもいいのではないでしょうか。そんな頃に産まれたSummicronも新種のガラスをふんだんに使い今なお1級品の解像度を持つレンズとして周知されているレンズとなっています。

さて今回の主役であるDRSummicronの紹介に戻ります。

DRはD(Dual)R(Range)の略です。直訳すると”2つの範囲”ということになり、∞~1mと近接モードの二つが切り替えて使えますよというレンズです。

この切り替えもかなり凝っていまして、当店で以前その紹介をしたページがありますのでこちらも宜しければご覧下さい。


このレンズSummicron50mmの中でも優秀な部材を使って組み上げているということを噂されています。
確かに接写でも精度を出すためにはその中でも優秀な部材を選ぶ必要がありますもんね。

じゃあ何故Summicronより現状少しお値段が安いんだ!って話ですよね。

なんとデジライカに装着すると∞~3mが使えないんです。距離計連動が2つの範囲に対応しなければならない為、通常のSummicronよりも後ろにでっばって来るのです。それが突っかかってしまい使えないのです…近接撮影にはなんら問題がありませんのでそういうものと割り切って使う分にはいいかもしれません。勿論ミラーレスではそんな問題起きないし安心して全領域使えますのでご安心下さい!

余談ですが、当店デモ機のR-D1は全領域可動しました。R-D1ユーザーの方おめでとうございます。

今回は金沢に行ってきましたのでその時の写真をお見せしたいと思います。
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遠景の写真があまり作例として上がっていませんでしたのでそういう写真も入れてみました。

鉄道写真は解像力が命ですがそんな鉄道写真でもいけちゃう解像力。絞っておりますのでそれなりに解像度の高いことは約束されていますが、それにしたって凄い解像力…

2枚目3枚目は画像比較になっております。2枚目は開放3枚目はF8で撮影しています。かなり周辺減光がみられますが、5枚目の通り明るい場所で撮れば目立つほどではないレベルになります。

解像力が凄いけどその中にもオールドレンズっぽさを感じられる点がSummicronの良さというのが分かって頂けましたでしょうか。その中でもちょっと異端なDRSummicronにあえてしてみるっていうのもアリなのかもしれません。私だったらDRを選択するかもしれません。

初めて”カメラ”を紹介するのですが、このブログではレンズを紹介するという趣旨を貫く為に、あえレンズ名を主題としてみました。
T2

CONTAX T2は今やフィルムカメラをある程度かじった人なら大体知っているあのカメラ。

1990年に販売開始し、ズーム版のTvsまで作られ、ボディカラーは限定色も合わせたら6種類にもなった人気機種です。今もその人気は衰えず当時と同じかそれより高い値段で取引されています。

外見はチタンボディという堅牢性、現代でも通用する高級感のあるデザイン。
レンズは38mmという絶妙な焦点距離が作り出す非現実的な世界観が人気の秘訣だと感じています。

これはあくまで私の意見なので話半分程度で聞いていただきたいのですが、
自分の目から見てる焦点距離っておおよそどれくらいだと皆様は感じてるでしょうか?
50mmから35mmの間と答える人がほぼ全員だと思います。
おおよそ50mmは見てる物の倍率が一緒で、35mmは視野角が一緒と私は仮定をしているので、その間の焦点距離というのは人間の目と同じような角度や倍率に見えていて、自分が見ている風景をそのまま切り取る事ができるから使いやすい焦点距離になると私は考えています。

コンパクトカメラは28mmや35mmが多いのですが、それよりももう少し倍率の高いT2はよりどちらの意見の間にくる=万人受けしやすいのではないか。という風に考えています。

それでいて写りがレトロで見るものと違うように写るというギャップが今大ヒットしている要因だと考えています。

それでは、白黒で撮ってきたのでご覧頂こうと思います。
この写真は現像に出した際スキャニングして頂き、データにしていただきました。

使ったフィルムはILFORD XP2 SUPER 400です。
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T2の生み出す空間というのはやはり不思議で、なんだかもっと撮りたいという気にさせてくれます。
私あんまりフィルムを触ってこなかった身なのですが、白黒フィルムのダイナミックレンジが広い事に驚かされました。

こんなにコンパクトなカメラでもこんなにいい写真出てくるならお散歩に忍ばせておきたいカメラですよね。
今かなり高騰してるT2ですが所有欲が満たされてサッと撮れて、持ち運びも苦じゃない。なのに写りもいい。
そんなT2今だからこそ今のご時勢人気なんだと思います。

桜がそろそろ満開を迎えたりと春だなと思わせる季節。私は写真の意欲が上がってまいりました。

すこしモチベーションが少ないよって方もT2だったら少しはハードルが下がるかもしれません。

是非いかがでしょうか?

いつも隣で仕事を教えてくれるYさん。

4月から右も左も分からぬ私のことを支えていただいています。それにより少しづつ仕事を覚え、効率が良くなり、今こうしてブログを書く余裕を産むことが出来ています。

私は赤子のように分からない事があるとどんどん質問をするのですが、ある時いつもの様に素朴な疑問がふと頭の中に浮かんだので質問をしてみることにしました。

「今まで使ったレンズの中で1番写りがいいなって思ったレンズはなんですか?」

今回のレンズの紹介経緯はそんなところです。

ということで今回はSEPTON50/2を紹介していきたいと思います。

さてそのSEPTONと言う名の由来ですが、Septem(セプテム)と言うラテン語で”7”と言う意味から来ています。

その”7”と言う文字の通りこのレンズは5群7枚というレンズ構成から出来ています。

1960年前後の50/2は5群6枚と言う構成が主流だったようで、それよりも1枚多くガラスが使われていると言う事になります。

余談ですが、同じ頃に発売されたSummicron50/1.4も5群7枚です。同じスペックで1.4まで作れるんですからSEPTONはオーバースペック気味なんだなってことが分かると思います。

フォクトレンダーと言う会社はとても挑戦的で、今回のSEPTONはその社風から生まれ、後世にまで語り継がれる銘玉になっています。

ガラス1枚を増やすと言う事はそれだけ光の蓄積量が増えて乱反射が起きやすくなる=フレアが発生しやすくなるということになります。挑戦的ですよね。でもこの挑戦をしたからこそこんなにもいいレンズを今の時代でも楽しめるので感謝でしかありませんよ。

このレンズのマウントはデッケルマウントというマウントとなります。

このデッケルマウントもまた少々曲者で、レンズシャッターの一眼レフという構造と、後玉が小さい事から近接の際に斜めの光が全て拾いきれずケラレるという事から、このレンズの最短は90cm(後期型が60cm)と他の50mmよりも使い勝手は良くないレンズです。

ですが、デッケルマウントはフランジバックが長い為、M42やLeicaMマウントなど、ヘリコイド機能付きのアダプターからデッケルマウントへ変換するダブルアダプターにしてしまえば近接撮影が出来るようになります。

正直このご時勢ミラーレスで使うなら寄れないは問題じゃないですよね。アダプターって素晴らしい…

私的にここ重要ポイントなんですが、
デッケルマウントはニコンFマウントよりもフランジバックが長い数少ないマウントのひとつなんです。SEPTONはミラーと後ろ玉が干渉してしまうのでライブビュー撮影に限りご使用頂けるという制約はあるものの、お使いいただけます。他のデッケルマウントレンズはミラーと干渉しないレンズもありますので、ニコンユーザーの方。デッケルマウントどうですか?

さてこのレンズの写りの評価なのですが、巷では音まで写るというキャッチコピーが付くほどのベタ褒め評価なのです。どの部分が音と捉えるかは人それぞれですが、私の聞こえた音はこんな感じでした。
それでは、写真をご覧下さい。
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このレンズで撮っていて主に2つ強く印象に残った事があります。

1つ目はこのレンズの強みは暗所部分の表現力が凄まじいこと。
1枚目なんかが背面液晶で見ただけでコイツは只者ではないと感じさせてくれました。

2つ目は立体感です。4枚目の写真を撮った時に立体感に驚かされました。こんなに立体感あるレンズって早々浮かばないです。Yさんにもこのレンズ紹介のときに無い知恵を補う為に色々質問するんですが、立体感と言われたら真っ先に浮かぶのはコイツと仰っていました。

そういう事も加味してコイツにしか生み出せない世界ってあると思います。

音まで写すというより私は人間の目のように2つの目で見たかのような世界観を生んでくれるレンズという言葉があっている気がしました。

余談ですが、私が追い求めるオールドレンズの映りってこうだよねって映りに凄く近かったレンズでありました。

みなさんSEPTONと一緒にお出かけしてみませんか?

以上、Yさんのオススメの一本でした。

私も色々な仕事を覚えてきて、色々な事が出来るようになってきたのですが、

商品撮影と言う仕事はあまりこの1年やってこず、私自身も若人なりに色々な事が一通り出来るユーティリティープレイヤーになりたいと言う願望もあって今回は商品撮影にチャレンジすることにしました。

今回紹介するのは題名にもあったとおり、VALOOとFISONというどちらもElmar50mm用のライカフードになります。
DSC02986

画面向かって右がVALOO、左がFISONになります。

ライカのアクセサリーに付ける名前っていつも思うんですけど、独特ですよね。

最初はVALOO。
DSC02993
実際にはめるとこんな感じ。1番上の部分が絞りと連動して回る構造になっています。
なので、フードをしてもちゃんと絞りを回せるようになっています。
DSC02994
フードの上から被せキャップがはめられます。しっかり入るので落ちにくそうです。
DSC02983
連動部分はこんなかんじです。アナログだけど理にかなってる。とってもいい構造ですね。

VALOO ¥19,800-

お次にFISON
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よーくみると。Leitz Wetzlarの刻印が見えます。こちら初期モデルとなります。
後継モデルははめ込み式ではなく、ネジでとめる構造になっています。
DSC02988
年代なりの塗装はげがいい感じでたまらんです。こういう経年での磨きあがった汚さは洒落てるなあって思うのは私だけでしょうか。

FISON 初期型 ¥29,800-

いかがでしたでしょうか。まだまだ商品撮影素人な私ですが、これから練習がてら私がビビッと来た商品をご紹介できればと思っています。

次回はレンズの紹介を着々と仕込んでおりますのでもう少々お待ち下さい。

それでは失礼致します。

先日こんなご質問を頂きました。

・デジタル時代のレンズと銀塩カメラ時代のレンズの違いとは?
・デジカメに銀塩カメラ時代のレンズを付けるメリットは何か?

という内容でした。今回はこの2つの質問に答えていきます。

この話題は話す内容が尽きませんので、この2つだけを語っていても日が暮れてしまいます。ですので今回は、こんな風に違うんだ。こんなメリットがあるんだ。ということを超簡単お話できればと思います。

なお、これは個人的主観に基づいた考えですので、聞く人が違えば意見は違います。勿論この考えは意に反するという意見もあるかもしれませんが、これもひとつの意見としてお考え頂ければ幸いです。

デジ時代と銀塩時代との大きな違いはズバリ雰囲気です。
デジカメに銀塩カメラのレンズを付けるメリットは安価で自分好みの雰囲気を選べることです。

終わりです。簡単でしょう?

さて、この二つについてちょっとだけ深堀りしていきましょう。
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α7II+Vario-Sonnar35-70/3.4-5.6 Gにて撮影

雰囲気って聞いて皆様の思い浮かべる味ってなんでしょうか?

フレア?ボケ?ソフトフォーカス?10人いれば同じような答えはあれど、一言一句同じ意見とはならないと思います。

正直今のAFレンズと比べたら色々粗が目立ちます。解像力はそんなに高くないレンズが多いし、フレアは結構派手に出るし、周辺光量落ちは目立つし。

しかしそれが味と捉え、色々な楽しみ方をもってその昔のレンズを楽しもうとする動きが昨今のブームになっています。

ソフトフォーカスだからこそ夢の中な感じを生み出せるし、周辺光量落ちが凄いから日の丸構図で撮った時の主役が際立つし。

私は特にフレアの出方はレンズによって違うと思います。昔のモノコート時代のレンズのフレアはとても銀塩時代のレンズらしいなぁと感じます。

虹色のフレアが出るとか、ド派手にフレアを出した絵が撮りたい!ったなったら現代レンズには求めないのかなと思います。
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α7II+Super-Takumar 55/1.8にて撮影

自分好みの写りの理想を突き詰めるというならば、私がオススメするのは当店にカメラを持って来て頂くことです。当店にあるレンズの味を実際に味わって頂き、自分に合う雰囲気を見つけていただければこちらも嬉しく思います。中古レンズは一点ものですし絶えず値段は変動しますが、それなりに安価で楽しめるレンズはいつでも一定数ございます。

まだフィルム時代のレンズを試したことがない方。もし少しでもいいなって思う点があったなら当店へいつでもお越しくださいませ。この情勢の中で中々いらっしゃるのが難しいかと思いますが、来たいなと思ったタイミングで来て下さったら嬉しいです。ぜひお待ちしております。

新年明けましておめでとうございます。

当ブログをいつもご覧頂き、ありがとうございます。

また今年もゆるっと更新していきますので、宜しくお願い致します。

今年の抱負は30本のレンズをご紹介することです。少しづつ仕事にも慣れてきたのでペースを上げられたらと思います。

去年は感染症の影響でお店に遊びに来て頂けなかったお客様も多いかと思われますが、今年こそは遊びに来れるような環境になるといいですが、それはいつのハナシになるやら、、、

そんな感じで今年のご挨拶とさせて頂きます。

皆様の今年1年が充実した1年になりますように。